CQ CQ de JF3KNW

還暦を迎え、身の丈に合った、無理をしない、シンプル・ライフ備忘録

カテゴリ: WIRES-X

ALL JA CQ Room-digitalをワッチしていたら、1エリアの局がRoomの番号を指定してCQを出しているのが聞こえた。

2m、430MHzのFMメインチャンネルでCQを出す局が、QSOのためにQSYするサブチャンネルをあらじめCQ呼び出しの際に指定するような感じかな。
「CQ CQ... 次回XXXで待機します。QSOいただける方はXXXでコールください」みたいな。

今までにそんな形でQSOをしたことが無かったので、どんな感じなのか一度試してみたくなった。
その局が指定する番号#XXXXXを入力して指定されたRoomに移動してQSOをした。
その局は、自分のRoomを使ってQSOするためにクラブコールを取得しており、
ALL  JA CQ RoomでCQを出したあと自分のRoomにQSYしてコールを待つというスタイルで
楽しんでおられるとのことだ。

WIRES-Xの場合、FMの従来のQSOと異なり、サブチャンネルである自分のRoomに来た局のコールサインが画面上で確認できるので、だれがALL JA CQ Roomから自分のRoomに移動してくれたかが一目でわかるようだ。

以前、ALL JA CQ RoomでQSOをしたときに、Node to NodeにQSY(?)しようと言われて移動したことはあったが、自分のノードがあればこんな形でもQSOが可能だということがわかった。

WIRES-Xにはいろいろな機能があるようだが、使いこなせるようになるためには、とにかく使ってみることが不可欠。
ネットで検索すればWIRES-Xを活用したQSOのいろいろな楽しみ方が見つかるのかもしれないが、とりあえずいろいろと試してみたい。

この頃、シャックが暑いので、シャックに行かずにハンディー機FT-1XDを使ってリビングからWIRES-Xにアクセスしている。
ハンディー機の小さな画面では、相手のコールサインとRoomに繋がっている局の総数ぐらいの情報しか確認できないので、どうなっているのかますますわかりづらい。

久しぶりにWIRES-XでAmerica Linkのネットに参加した。

日曜日、日本時間の午前10時からネットが始まる。キー局はWA3PNY。
私がチェックインしたのは10:30頃だったと思う。
現在の時刻が12:10なので、1時間40分ほどワッチしいるが、
今日のネットには、今のところ私以外に日本からの参加局は3局(JS6, JH1, JH5) だった。

America Linkのネットでは、毎回何らかのトピックがキー局から出されて、それについて
チェックインする局がコメントをすることになっている。
今日のトピックは「アンテナ」だった。

V/Uのアンテナについて話す局やHFのアンテナについて話す局などいろいろだ。
Hygain, Cushcraft, Diamondといったアンテナメーカーの名前も聞こえたが、
その中でNagoya Antennaという言葉を何度か聞いた。
ネットで検索してみると、ハンディートランシーバー用のホイップアンテナやモービル用のホイップアンテナを中心に作っている台湾の会社のようだ。

今日のチェックインは、シャックには行かずにFT-1XD(0.1W)を使って、
シャックのFT-100D(5W)にアクセスしてQSOを行った。

ネットの前半では、International Call, Mobile, Domestic Callなどの指定があった。
後半になるとAnyone, Anywhereと呼ぶ局の指定はなくなった。
12:15頃にネットは終了したようだ。
10時過ぎからワッチしていたが、今日は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、
日本の局がチェックインしていた。

時間があるときに、America Link以外にも海外交信を楽しむことができるRoomを見つけたい。
アクティブなルームを見つけるためには、シャックのFT-100Dに繋がっているノートパソコンの
画面上で、WIRES-Xのソフトを操作するのが手っ取り早い。
手元のFT-1XDではどんなルームがあるのかがわかりにくい。

IMG_0522
FT-1XDのディスプレイには、
現在WA3PNYが送信中であること。
JF3KNW-PDN Kato-cityに接続していること。
AMERICA-LINKには134のノードが接続中であることが表示されている。

America Link日曜日のネットに参加

毎週日曜日の午前10:00(アメリカは土曜日の夜)からAmerica LinkでネットQSO(ロールコール)が行われている。
2月13日(日)、久しぶりにネットに参加した。

私はシャックに設置したWIRES-X PDNに、リビングからFT-1XDを使って接続してAmerica Linkのネットに参加したが、アメリカの局はWIRES-Xだけではなく地元のレピーターや自宅に設置した「ホットスポット」を使って参加する局も多い。
WIRES-XのPDNは、設定が比較的簡単で接続も安定しており送受信の音質もとてもクリアだ。

America Linkのネットは、キー局(ネットコントロール)が呼ぶ局がいなくなるまでチェックインを受け付けてくれるため、日本時間の12時過ぎから場合によっては13時ごろまで続き、たくさんの局が参加して声を出している。

毎回無線に関するテーマを決めて、キー局が参加局にコメントを求めており、簡単なやり取りがテキパキと進められる。
ちなみに今日のテーマは、デジタル通信、デジタル音声通信だった。
慣れるまではすぐにチェックインをしなくてもネットのやり取りを聞いているだけでも良いと思う。

私は久しぶりにチェックインしたが、キー局のWA3PNY(Jeff)はすぐに私の名前を呼んでくれた。
昼食前にワッチを開始しすぐにチェックインしたためあまり長くは聞かなかったが、America Linkのネットにチェックインする日本の局はそれほど多くはない感じだ。

CQ誌には、「WIRES-Xで英語の練習」といった記事を見たことがあるが、本当に英語の練習になるかどうかは何とも言えない気がする。
例えば、日本のV/U(144MHz, 430MHz FM)の交信を外国人が聞いたら日本語の勉強になるだろうか?
日本人の英語学習者が手本にするような英語を話す局がたくさん出ているかというと疑問。
しかし、America Linkで通常行われている1対1のQSOを聞くよりもネットのやり取りを聞く方が英語を聞く練習にはなるかもしれない。

真剣に英語会話の練習をするなら、WIRES-XよりもNHKの語学講座を聴く方が良いと思うが・・・

WIRES-X  PDNに必要な機器

ポータブルデジタルノード局の設定に必要な機器
・PDN対応トランシーバー(私はFTM-100Dを使用)
・接続ケーブル(トランシーバー付属、ポータブルHRIモードの場合はオプションを購入)
・WIRES-Xソフトウェア(八重洲ウェブサイトからダウンロード)
・パソコン(私は古いCeleronノートパソコン)
・インターネット回線
・WIRES-Xユーザー登録(八重洲ウェブサイトから登録、ソフトウェアの設定に必要)

私は、ポータブルHRIモードで電波を出さないダイレクト運用とともに電波を中継するアクセスポイント運用もするので、自宅のFTM-100DHにはGPアンテナを接続し、144.60MHz 出力5Wに設定。

シャックにいる時はダイレクト運用。

シャックにいない時はアクセスポイント運用。144.60MHz。
リビングからはFT-1XD 0.1W(C4FMが運用できるハンディートランシーバー)
仕事の行き帰りのモービルにはFTM-100Dを載せて10Wでアクセス。
モービルからアクセスできるのは自宅から半径10km~15kmの範囲かな?

今日も仕事帰りモービルから北アイルランド、イングランドの局とQSOができた。

WIRES-X
        (WIRES-Xのソフトウェア、古いノートパソコン、
         America Linkにインターネット経由で接続)

FTM-100D
        (シャックのFTM-100DH、ダイレクト運用)

WIRES-X ポータブルデジタルノード(PDN)機能を使って

ポータブルデジタルノード機能は、パソコンとトランシーバーがあればインターネットを通してWIRES-Xのノード局やルームへ接続して通信を楽しむことができる。

別売りのWIRES-X接続用キット(HRI-200)やインターネット接続のためのルーターの設定が不要なため手軽にノード局を立ち上げることが可能。
ただし、HRI-200を使った通常のWIRES-Xと異なる点は、アナログFMモードではアクセスできないこととルームを開設することができないこと。
America Link等の海外のルームに接続して海外交信を楽しむにはPDNでも十分だと思う。
しかもC4FMデジタルモードの音声は極めてクリア。

PDN機能には、デジタルの局とインターネット通信ができる「ポータブルデジタルノードモード」とデジタルの局またはアナログの局の両方とインターネット通信ができる「ポータブルHRIモード」の2つのモードがある。

①ポータブルデジタルノードモード
デジタルルームやデジタルノード局とのインターネット通信が可能。さらに「アクセスポイント運用」と「ダイレクト運用」の2つの運用形態がある。(のでややこしい)

(1) アクセスポイント運用
インターネットを経由して接続しているデジタルルームやデジタルノードからの信号を自分のトランシーバー(PDN局のトランシーバー)がC4FMモードで送信する。
PDN局のトランシーバーからの信号をインターネットを経由して接続しているデジタルルームやデジタルノードへ中継する。
つまりアクセスポイント運用では、近くのトランシーバーからPDN局にアクセスしてインターネット通信ができる。PDN局の電波が届く範囲にいる局がアクセス可能。

【近くのトランシーバー(C4FMの電波)  ⇔  PDN局(インターネット) ⇔  デジタルルーム】

(2) ダイレクト運用
PDN局のトランシーバーは電波の送受信は行わない。そのためアンテナがなくてもWIRES-Xの運用が可能。

【PDN局のトランーバー(インターネット)  ⇔  デジタルルーム

②ポータブルHRIモード
ポータブルデジタルノードモードとの大きな違いは、デジタルルーム、デジタルノードに加えてアナログルーム、アナログノードからの信号が聞こえて交信ができること。
America Linkを始め海外のルームはアナログのものもたくさんある。国内のノードやルームもアナログのものがたくさんある。アナログのノードには、C4FMのトランシーバーでなくてもアクセスが可能。

ポータブルHRIモードにも、信号を中継する「アクセスポイント運用」と電波の送受信は行わずPDN局のトランシーバーのPTTを直接操作してインターネット通信を行う「ダイレクト運用」がある。

(1) アクセスポイント運用
【近くのトランシーバー(C4FMの電波)  ⇔  PDN局(インターネット) ⇔  アナログルーム、デジタルルーム】

(2) ダイレクト運用
【PDN局のトランーバー(インターネット)  ⇔  アナログルーム、デジタルルーム

私は、ポータブルHRIモードでPDNを設定している。
シャックにいる時はダイレクト運用に設定し、シャック以外にいる時はアクセスポイント運用に設定している。シャックのPDNノード局無線機はFTM-100DH。周波数は144.60MHz C4FM。
リビングや庭からは、ハンディートランシーバーFT-1XDの0.1Wでアクセス。
仕事の行き帰りの車の中からは、FTM-100D 10Wでアクセス。
いろいろ試してみた結果、モービルからの電波は144MHzのほうが430MHzよりも安定していた。
C4FMはシグナルが4~5以上の時は音声がとてもクリアで、走行中のとは思えないほど。
しかし信号のSが4よりも弱くなると途端に音声が途切れ途切れになる。
(アナログだとガサガサ言うが聞き取れる。アナログvsデジタルどっちもどっち? しかしデジタルの場合は無線機のディスプレイに相手のコールサイン等が表示されるのでわかりやすい。)

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