CQ CQ de JF3KNW

還暦を迎え、身の丈に合った、無理をしない、シンプル・ライフ備忘録

カテゴリ: CW

JARLからQSOパーティーの参加賞、今年の干支のステッカーが届いた。
今年は、新しく上げた10MHzのRDPを使ってCWで交信した。
来年は、SSBに出ようかな。
今年1年間、元気に無線ができるように、おまじないも兼ねてQSOパーティーに参加することにしている。

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最近、県内のOM局に誘われてCWクラブ・同好会に加入した。
そのクラブ・同好会は、KCJ (Keymen's Club of Japan) 全国CW同好会だ。

2022年3月末で定年退職したことを機会に、今まで以上にアマチュア無線を楽しみたいと考えていたところだったので、KCJに加入させてもらうことにした。
以前から、KCJのことは知っていたし、メンバー局と交信して、KCJのデザインのQSLカードをもらったこともあった。
しかし、これまでに加入の機会がなかったため、KCJの活動等については、コンテストを実施されていることぐらいで、あまりよく知らなかった。

入会届を出すと、入会の意思が役員メンバーに伝えられ、異議が出なければ入会が認められる。

毎週土曜日の朝にOAM (On Air Meeting)が行われおり、7MHzSSBでTGCネットで声を出した後で、KCJのOAMにCWで参加する。

実は、現在いくつかのCWクラブ・同好会に入会している。
クラブ立ち上げ時から参加しているFISTS。海外のCWクラブの日本・アジア支部だ。
もう20年ぐらいたつだろうか、A1 Club。
メンバーに推薦していただいたので加わった海外のクラブ、CW Ops(CW Operators)。

定年後は、アマチュア無線を、CWを今まで以上に楽しみたい。
そう思っていたが、現在再就職2年目。
新しい職場で、もうしばらくフルタイムで働くため、無線三昧の生活はもう少し後になりそうだ。

久しぶりにCWの話題。CQ誌8月号の特集は、
「モースル通信の魅力に迫る "CW"運用を楽しもう」

内容(著者)は、
A1 CLUB流 
 CWの楽しみ方(JE1TRVさん)
JDI流 
 CWの楽しみ方(JH1JDIさん)
正確な打鍵とログ入力が目指せる 
 実践!PCキーイング(7N4SJXさん)
CWができると世界がグッと広がる2ジャンル 
 国内コンテストと衛星通信の勧め(JK2XXKさん)
レベルアップのための運用テクニック 
 CWで楽しむDXコンテスト(JE1SPYさん)
豊富な設定機能をフル活用しよう 
 CW運用のためのトランシーバ活用テクニック(JA1RPKさん)
本誌CW関連特集からその傾向を探る 
 過去70年アマチュア無線界におけるCWの変遷(JE1HYRさん)

JE1TRVさんの「A1 CLUB流 CWの楽しみ方」が面白い。
まず、「ON AIRで楽しむ」と「OFF AIRで楽しむ」の2つに大きく分類されている。
なるほど、OFF AIRでも楽しめるんだ、趣味なんだもの。
OFF AIRの楽しみ方として、「アワード、自作、電鍵、通信術、友達」の5つが挙げられている。
A1 CLUBの会員数は、約4,000人とのこと。巨大組織だ。

JE1HYRさんの「アマチュア無線界におけるCWの変遷」では、なんとCQ誌創刊から1979年までの33年間には、CWに関する特集は3回しか組まれていないとのこと。
その時代は、無線と言えばCWで、当たり前すぎて特集が組まれなかったのだろうか。
ということは、今後Phone, SSB, FMなど「無線でしゃべる」特集が組まれる時代が来るかもしれない。
なぜなら、今後FT8などのデジタルモードがアマチュア無線の主流になり、「皆さん無線でしゃべりましょう」ということで特集が組まれ、楽しみ方は「マイク、会話術、友達」?

JE1HYRさんは、このように記事を結んでいる。
「今後もアマチュア無線界からCWがなくなることはなさそうです。
もしあなたが定年退職世代であれば、CWの技能習得・維持向上は、老化防止の特効薬に違いありません。hi」

なるほど、最後は「老化防止の特効薬」か。

今朝、スイスの局と7MHzCWで交信。
その局のQRZ.comのページで見つけたメッセージ。

モールス解読器の使用反対キャンペーン
本物のCWは永遠!
私はCWの読解にいかなるソフトウェアも使用しません。
CWはあなたの耳のために作られた芸術であり、コンピュータのために作られたものではありません。
無線の歴史を守れ!
コンピュータがCWの芸術を汚すことを許すな!


Against Morse Decoders









このところ各バンドのコンディションがあまり良くない。
今日、夕方から夜にかけて18MHzをワッチしたが、ヨーロッパからの信号はそれほど強くなく、しかもオープンの時間が短い。
QSOの途中で聞こえなくなっても困るからか、それとも限られた時間に少しでも多くの局と交信をしたいからか、ショートQSOが大半だ。
ゆっくりとQSOを楽しむことができるコンディションではないので、仕方ないのかもしれない。

しかし、逆に、コンディションが良すぎたらパイルアップが大きくなって、これまたゆっくりとロングQSOをすることがむずかしくなる。

ゆっくりとしたQSOを楽しむのに適したコンディションというのは、なかなかむずかしい。

しかも、最近気になるのはRTTYなどのデジタルモードの運用が急増したことだ。
このままでは、CWに出る局はますます減るとともに、CWのみならずSSBでもラグチューが聞こえなくなり、デジタルモードがアマチュア無線の主流になるのではないかと危惧する声も聞こえる。

最近CQ誌では、7MHzAMの記事が掲載されているが、AMはモードの主流からは既に姿を消し、今ではごく一部のマニアの間でのみ交信に使われているだけだと思う。
今後、CWもAMと同じような運命をたどるのだろうか?
だとすれば、あまりにも悲しい。
時間があるときは、極力CWでCQを出してQSOの相手を探すこと、とくに2nd, 3rdとつながる局を増やすことが、私にできるせめてもの抵抗か。

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