水木しげる 著 講談社文庫(2022年7月)
(カバーの紹介文から抜粋)
著者自らの実体験をもとに戦争の恐ろしさ、無意味さ、悲惨さを描いた傑作漫画
(著者のあとがきから抜粋)
この「総員玉砕せよ!」という物語は、90パーセントは事実です。
・・・物語では全員死にますが、実際は80人近く近く生き残ります。
だいたい同じ島で「オレたちあとで死ぬから、お前たち先に死ね」といわれても、なかなか死ねるものではありません。
「玉砕」というのは、どこでもそうですが、必ず生き残りがいます。
・・・ラバウルの場合、後方に十万の兵隊が、ぬくぬくと生活しているのに、その前線で五百人の兵隊に死ねといわれても、とても兵隊全体の同意は得られるものではない。
・・・兵隊全体の暗黙の同意なしにただ命令というだけでは、玉砕は成立しないと僕は思う。
・・・軍隊で兵隊というのは”人間”ではなく馬以下の生物と思われていたから、ぼくは、玉砕で生き残るというのは卑怯ではなく”人間”として最後の抵抗ではなかったかと思う。
・・・ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りがこみ上げてきて仕方がない。
多分戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う。
(カバーの紹介文から抜粋)
著者自らの実体験をもとに戦争の恐ろしさ、無意味さ、悲惨さを描いた傑作漫画
(著者のあとがきから抜粋)
この「総員玉砕せよ!」という物語は、90パーセントは事実です。
・・・物語では全員死にますが、実際は80人近く近く生き残ります。
だいたい同じ島で「オレたちあとで死ぬから、お前たち先に死ね」といわれても、なかなか死ねるものではありません。
「玉砕」というのは、どこでもそうですが、必ず生き残りがいます。
・・・ラバウルの場合、後方に十万の兵隊が、ぬくぬくと生活しているのに、その前線で五百人の兵隊に死ねといわれても、とても兵隊全体の同意は得られるものではない。
・・・兵隊全体の暗黙の同意なしにただ命令というだけでは、玉砕は成立しないと僕は思う。
・・・軍隊で兵隊というのは”人間”ではなく馬以下の生物と思われていたから、ぼくは、玉砕で生き残るというのは卑怯ではなく”人間”として最後の抵抗ではなかったかと思う。
・・・ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りがこみ上げてきて仕方がない。
多分戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う。
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