3月19日発売の『CQ誌 4月号』。
今頃になったが、遅ればせながらレポート。
特集は「V/Uで楽しむアマチュア無線―機種選びのツボ・魅力・楽しみ方の提案」
・トランシーバの賢い選び方(フローチャートで見つける、運用カテゴリ別トランシーバ)
・多彩に楽しめる144/430MHz(アマチュア局の96%が免許)
・144/430MHz帯アンテナの選び方(自分に向いているのはどれ?)
・V/UHFのFMを楽しもう(メイン・チャンネル・ワッチのすすめ)
・144MHzSSBでの遠距離通信(見通し外の局との交信)
・V/UHFの楽しみかた、いろいろ(ジャンル別、魅力と展望)
確かに、開局した時に最初に出たバンドは、144MHzだった。
V/UHFを使ったローカルQSOは、HFとはまた違った楽しみかたがある。
中学生の頃、トリオのTR-2200を買ってもらった。最初は3チャンネルしか水晶が入っていないので、
お小遣いをためて、少しずつチャンネルを増やしていった。
ローカルのOM局が持っていたTS-700が本当に羨ましかった。
インターネット、携帯電話が普及してから、V/Uを楽しむ局が激減したように思う。
そのほかの記事では、
「ロシアの著名DXペディショナー来日 UA4WHXに緊急インタビュー」
最近4W0VBのコールで東ティモールからQRVしていたUA4WHX。
2005年から行なったアフリカ・ツアーでは、JAのマナーが悪いという理由でQSLカードの発行を一番最後にするとアナウンスしたことがあった。
その真相について、インタビューで語っている。
彼がJAに対して腹を立てた理由は、「指定無視」ではなく、「何回かコールバックしても応答してこない、なのに、あきらめてQRZを出すと再びコールしてくる」というケースがあまりに繰り返されたからだそうだ。
相手の信号は聞こえなくても、自分の電波は飛んでいくという耳の悪いハイパワー局のマナーが原因だった。
ユーザーレポート「UltraBeam建設」
レポートされているアンテナは、ブーム長が10m弱、7MHzと10MHzが3エレで動作、14~28MHzが4エレで
動作するというもの。かなり大きい。
SteppIRと同様に、ファイバ・ロッドの筒の中を銅製の帯状のエレメントが伸縮するという構造。
実際の使用感についてのレポートが少ないので、飛びがどれくらいなのかよくわからないが、
見るからに飛びそうだ。
先月号のSteppIRといい、今月のUltraBeamといい、カムバックハムのグレードアップも視野に入れている
のだろうか。
無線機が100万円、アンテナも100万円、それを上げるタワーがさらに100万円、おまけにリニアも100万円という時代になるのか。
ユーザーレポート「160m用 EHアンテナ EH-V160K2」
レポートは、DXでアクティブなJE2EHP堤さん。
「14MHz用のグラウンド・プレーンかな?と思えるぐらいの長さ」で、「重さも片手で簡単に持ち上げられることができる程度」だそうだ。
S4からS5で聞こえてくるDX局とはすべてQSOできており、「FBなパフォーマンスに満足」。
このアンテナで、「WACも夢ではない」とのことだ。
「The Spratly Islands 9M0L」
4月10日から運用が予定されているスプラトリー諸島DXペディションの事前レポート。
50MHzでもQSOが可能かもしれない。
「TO3J サン・バルテルミー DXペディションレポート」
日本人ハムによる運用レポートの内容は、大変興味深い。
カリブで聴いたJA局のシグナル、北米、ヨーロッパとの比較、JA局のオペレーションのパターンがレポートされている。
北米、ヨーロッパからの信号に比べて、JAからの信号はかなり弱いため、呼ぶ方も、呼ばれる方も、それなりの設備とそのつもりで運用をしないと、なかなかQSOが成功しないということが改めてわかった。
ユーザーレポート「真空管リニアアンプの決定版 ALPHA9500」
カラー4ページで紹介されている。3CX1500A7/8877シングル。
別に、「アジア総代理店契約・記念価格で販売」という工人舎の広告ページに価格が出ている。
4月末日までの記念価格が、730,000円。高いのか?それとも適切な価格なのか?
興味はあるが、お金がない。
別冊付録「ハムのための3か国語QSO集」
英語、スペイン語、中国語の3か国語による海外交信の手引きだ。
もし他の言語を付け加えるとすれば、ロシア語、韓国語かな?
そう言えば、韓国の局は、SSBよりもCWの方がアクティビティーが高いような気もする。
私は、最近はどちらかと言えばSSBよりもCWで運用する機会が多くなっているが、電波が強ければ、同じ内容を伝えるのにはSSBの方が断然効率がよく手っ取り早い。
ちなみに私の大学での専攻は「英語(American English studies)」、第2外国語はスペイン語だったが、QSOを楽しむことができるレベルには到底届かない。
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