例年より少し早く梅雨に入ったようで、朝からあいにくの天気。
アンテナ工事ができないので、ハイバンドのコンディションが良くなってきているようだが、無線ができない。
音楽でも聴きながら、土曜の午後を過ごしている。
今日は、ジョン・コルトレーンを聴くことにした。
しばらく忙しくて練習に行っていなかった市民吹奏楽団だが、4月以降、また時々行き始めた。
私が吹いているのはアルトサックスだが、アルト吹きがテナーサックスを聴くととても勉強になる。
もちろん、アルトも聴くが、アルトは聴くものが多すぎてブログではうまく紹介できない。
ルー・タバキン、ハリー・アレン、ソニー・ロリンズに続き、今回はジョン・コルトレーン。
私のお気に入りのアルバム、1枚目は、「ソウルトレーン」
ワン・ホーン・クァルテットの楽器編成で、コルトレーンのテナーを存分に楽しむことができる。
コルトレーンの音が、とにかく美しい。音に張りがあってみずみずしい。
演奏の適度な緊張感とスピード感がかっこいい。
また、他のメンバー、サイドメンの演奏もすばらしい。
いかにもモダンジャズという演奏。
以下、曲目、演奏者は、CDの解説から
1 グッド・ベイト 2 アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー 3 ユー・セイ・ユー・ケア
4 テーマ・フォー・アーニー 5 ロシアの子守唄
ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)、レッド・ガーランド(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)
アート・テイラー(ドラムス)
2枚目は、「バラード」
このアルバムは、現在最もよく売れているものの一つのようだが、出た当初の評判はかなり悪かったらしい。
他の人なら許せても、コルトレーンがこのテンポでゆったりとした曲ばかりを演奏するなんで、許されなかったのだろう。
何でも、「マウスピースの調子が悪く、いろいろ細工をしているうちに逆に壊れてしまって、速い曲が吹けなくなってしまった結果の産物」とライナーノーツには書いてあった。
しかし、調子の悪いマウスピースでこれだけの演奏ができるのだから・・・
管楽器のマウスピースをアマチュア無線にたとえると、無線機本体かな。マウスピースに取り付けるリードがCWの電鍵、楽器本体がアンテナかな? 無線機自体がイマイチでも、オペレータがしっかりしていて、アンテナの調子がよければ、何とかなるということか。
主な曲目と演奏者
セイ・イット、 ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ、 ホワッツ・ニュー、 イッツ、イージー・トゥ・レメンバー他
ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)、マッコイ・ターナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、
エルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)
コルトレーンの数あるアルバムの中で、この2枚が特にお気に入りだ。
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